【アキレス腱炎とは】
アキレス腱炎は使い過ぎによるオーバーユース症候群の一つです。
スポーツ障害としては、頻度の高いもので繰り返しのストレスによりアキレス腱に微細な部分断裂や瘢痕化が生じ、腱の変性も認められます。
アキレス腱の障害は、腱自体の炎症であるアキレス腱炎とアキレス腱を包むパラテノン(腱傍組織)の炎症であるアキレス腱周囲炎に区別されますが、臨床的には両者の鑑別は困難です。
この症状は、
ランナーなど、足の上げ下げが多い運動をする人によく見られます。
また運動の多い人以外にも、中年以降の市民ランナーやウォーキングをしている人にも多く発症します。
老化による加齢変化の一つである腱の変性で硬くなった腱と運動によりアキレス腱に負担がかかり、炎症を起こすと考えられています。
治療法としては、
保存療法が原則で、痛みや腫れなどの症状が出ている場合は運動を休止して下さい。
まずは、安静にすることが大切です。
運動を休み、痛みや腫れを無くす事を優先する必要があります。
炎症を起こしている場合は、アイシングや冷湿布、消炎剤によって炎症を鎮静化させることも必要です。
少しヒールのある靴を履いて踵を上げると、アキレス腱の緊張が軽減され疼痛が改善します。