私たちが日常生活を送る中で、手は非常に重要な役割を果たしています。手の構造は非常に複雑で、骨、関節、筋肉、腱、靭帯、神経が連携して機能しています。中でも骨は、手の動きを支える大切な構成要素です。ここでは、手の骨の種類と、それぞれに関連する主な症状について解説します。
手の骨の構造
手の骨は大きく分けて以下の3つに分類されます。
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手根骨(しゅこんこつ):手首を構成する骨で、8個の小さな骨から成り立ちます。
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舟状骨(しゅうじょうこつ)
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月状骨(げつじょうこつ)
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三角骨(さんかくこつ)
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豆状骨(とうじょうこつ)
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大菱形骨(だいりょうけいこつ)
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小菱形骨(しょうりょうけいこつ)
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有頭骨(ゆうとうこつ)
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有鉤骨(ゆうこうこつ)
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中手骨(ちゅうしゅこつ):手のひら部分にある5本の骨で、それぞれ親指から小指にかけて1番~5番と番号が振られています。
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指骨(しこつ):各指を構成する骨で、親指には2つ(基節骨・末節骨)、他の4指には3つ(基節骨・中節骨・末節骨)ずつ存在します。
手の骨に関する主な症状と疾患
それぞれの骨に関係する代表的なケガや症状には以下のようなものがあります。
1. 手根骨の障害
① 舟状骨骨折(しゅうじょうこつこっせつ)
手首を強くついたときによく起こる骨折で、スポーツや転倒時に多いです。初期症状は軽度の痛みのみのことも多く、見逃されることもあります。適切な処置をしないと偽関節(骨がくっつかない状態)になりやすいため注意が必要です。
② 月状骨脱臼(げつじょうこつだっきゅう)・月状骨軟化症(キエンボック病)
手首の慢性的な負担や血行障害により起こります。手首の痛み、握力低下、可動域制限がみられることがあります。進行すると手関節の変形や機能障害につながります。
2. 中手骨の障害
① 中手骨骨折(ちゅうしゅこつこっせつ)
特に小指側(第5中手骨)の骨折は「ボクサー骨折」と呼ばれ、拳を壁などに打ち付けた際によく起こります。腫れや痛み、変形がみられ、整復や固定が必要です。
② 母指CM関節症(ぼしCMかんせつしょう)
親指の付け根(第一中手骨と大菱形骨の関節)に起こる変形性関節症で、更年期以降の女性に多いです。つまむ動作や握る動作で痛みを感じることが特徴です。
3. 指骨の障害
① マレット指(突き指による末節骨の腱断裂または骨折)
ボールが指先に当たるなどの衝撃で起こり、指先が伸ばせなくなります。軽症でも放置すると変形したままになることがあるため、固定などの適切な処置が重要です。
② 骨折・脱臼
指に多い外傷で、スポーツや転倒、重い物を挟む事故などで起こります。腫れ、変形、運動痛が主症状で、整復や固定、場合によっては手術が必要になることもあります。
接骨院での対応
接骨院では、これらの骨に関係する外傷に対して、以下のような対応が求められます。
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視診・触診・徒手検査を通じた状態の把握
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必要に応じて整形外科への紹介
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軽度の捻挫や打撲に対する冷罨法(アイシング)や温罨法
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テーピングや包帯固定、サポーターの使用
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再発予防のためのリハビリ指導や運動療法
特に手は繊細で重要な器官ですので、早期発見・早期治療が非常に大切です。痛みや違和感を感じた際は、すぐに専門家の診察を受けることを推奨します。
まとめ
手の骨は細かく分かれており、それぞれに特有のケガや障害が起こりやすい部分です。日常的に使う部位であるからこそ、早期のケアと正しい知識が重要です。接骨院としては、適切な応急処置と判断、他医療機関との連携をしっかりと行うことで、患者さんの早期回復と再発防止をサポートしていく必要があります。
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