ヒールを履くことでスタイルがよく見えたり、ファッションを楽しめる一方で、体にはさまざまな影響を与えます。長時間の着用や頻繁な使用によって、姿勢や体のバランスが崩れ、痛みや不調につながることもあります。今回は、ヒールを履くことで起こる体への影響について解説します。

1. 姿勢の変化と体への影響
ヒールを履くと、重心が前方に移動するため、体はバランスを取ろうとして姿勢を変化させます。
・腰が反りやすくなる（反り腰）
ヒールを履くと骨盤が前傾し、腰が反りやすくなります。これにより、腰痛の原因になることがあります。

・膝への負担が増加
かかとが高くなることで、膝が常に曲がった状態になり、膝への負担が増します。長期間続くと、膝の痛みや変形性膝関節症のリスクが高まります。

・足首の可動域が狭くなる
ヒールを履いていると足首の動きが制限され、筋肉の柔軟性が低下しやすくなります。

2. 足への影響
ヒールは足の形や筋肉にも影響を与えます。
・外反母趾（がいはんぼし）になりやすい
つま先が狭いデザインのヒールを履き続けると、親指の付け根が外側に曲がる外反母趾になりやすくなります。

・足のアーチが崩れる
ヒールを履くことで足裏の筋肉が弱まり、偏平足や足底筋膜炎の原因になることもあります。

・足のむくみや血行不良
ふくらはぎの筋肉が硬直しやすく、血流が滞ることでむくみやすくなります。

3. ヒールを履く際の対策
ヒールの影響を最小限にするために、次のような対策を取り入れることがおすすめです。
・ヒールの高さを選ぶ
高さが5cm以下のものや、ヒールの太いものを選ぶと、足への負担が軽減されます。

・インソールを活用する
クッション性の高いインソールを使用することで、足裏への負担を和らげます。

・ストレッチとケアを行う
ヒールを履いた日は、ふくらはぎや足裏のストレッチを行い、血流を促しましょう。

・ヒールを履かない日を作る
なるべくスニーカーやフラットシューズを取り入れ、足への負担を減らす工夫をしましょう。

接骨院でできるケア
ヒールによる体の負担を和らげるために、接骨院では以下のような施術を行います。
・骨盤や姿勢のバランスを整える施術

・足のアーチをサポートする調整

・筋肉の柔軟性を取り戻すストレッチ指導

ヒールを履くことで起こる不調を感じたら、早めのケアが大切です。痛みや違和感がある場合は、お気軽にご相談ください。

 

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