こんにちは！今日は「肘内障（ちゅうないしょう）」についてお話しします。肘内障は特に小さな子どもに多く見られる腕のケガで、親御さんにとっては驚くことがあるかもしれませんが、適切な治療で速やかに回復することがほとんどです。

肘内障ってどんな状態？

肘内障は、簡単に言うと、肘関節である橈骨（とうこつ）という骨が部分的にずれることによって起こるケガです。この状態は、一般的に「腕を引っ張られたとき」に発生します。例えば、子どもが転びそうになったときに、親がとっさに腕を引っ張ったり、強く引き上げた際に発生することが多いです。

主な症状

肘内障になった子どもは、急に腕を使わなくなり、腕を動かすと痛がることがあります。腕をだらんと下げたまま、痛みで動かせない状態になることが特徴です。ただし、見た目に大きな腫れや変形が見られることは少なく、表面的には異常が分かりづらいこともあります。

肘内障の原因

肘内障は、橈骨頭が肘関節で部分的に外れることで起こります。幼い子どもの骨や関節はまだ発達途中であり、柔軟であるため、このようなずれが起こりやすいのです。また、子どもは比較的小柄で体重も軽いため、少し強めに腕を引っ張るだけでも肘内障が発生する可能性があります。

肘内障の治療方法

接骨院では、専門の技術を用いて肘内障の治療を行います。肘内障の治療は非常に効果的で、ほとんどの場合、迅速に症状が改善します。施術は短時間で完了し、その場で腕を動かせるようになることが多いです。施術後は、普段通りの生活に戻ることができますが、再発しないよう注意が必要です。

予防のポイント

肘内障を予防するためには、次のような点に気を付けましょう：

• 子どもの腕を強く引っ張らないようにする
• 子どもを持ち上げるときは、脇の下を支える
• 遊んでいる際に腕を引っ張らないように注意する

万が一、肘内障が疑われる場合は、すぐに専門家に相談しましょう。早期の治療が、子どもの痛みを速やかに軽減し、再発を防ぐためにも重要です。

 

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