こんにちは安城ハピネス接骨院の岩澤です。
8月も早くも半分が過ぎようとしています、外の気温もとても高く熱中症になる方も多いです。汗を掻くことで、血液がドロドロになり、代謝が下がったり疲労が残りやすいです。個人的なお話なんですが、体重の減量・代謝UPを狙いこまめに「水」を採ることを行なっています。なんとなく最近の中では調子が良い時が増えてきています。
気温が下がったら運動も始めていきたいです。
今回は「オスグッド」について説明いたします!
「オスグッド・シュラッター病」が正式名称です。
オスグッドの成長期の「スポーツ障害」の代表と言われています。
起こりやすいのは成長期の男子(10~16歳)といわれています。
成長期はぐーんと急激に身長が伸びます。
特に膝周りは大きく成長をする位置になります。
それは膝周りには「人の骨が伸びる所(骨端線や成長線)」とよばれていている部分があるからです。
↓ここにあります↓
※この四角い範囲です※
成長期の段階では骨が特に急成長をしますが、同時に筋肉や腱などの骨近くの組織(軟部組織)は同じスピードでは成長しません。
成長期の段階は、「硬い身体」になってしまう時期になります。
とくに影響をうけるのは「ふとももの筋肉」です。
ふとももの前側の筋肉(大腿四頭筋)が骨の成長によって、引きのばされて柔軟性が少なくなり、筋肉が最終的に付着するスネに過度のストレスがかかります。
その時期にジャンプやダッシュの繰り返しの動作を激しく行ったり、過度に追い込んだ運動をしたり、運動量が限界を超える(オーバーワーク)ことで、さらに引っ張られるストレスがかかります。
引っ張りのストレスによって、骨が伸びる所(成長線・骨端線)の成長を阻害させてしまったり、ふとももが付着するスネの骨の表面が引っ張られる力に耐えきれずに剥がれたり、隆起したり、痛みを出す症状を「オスグット」といいます。
隆起した所は熱感や腫張が強く起こっているため、運動時に強い痛みの影響で普段できた運動が出来なくなる事も多くあります。
症状が起こった時に気がつかないことが多く、徐々に進行して気づいた時には痛みが出ているます。突発的ケガ(急性外傷)ではないために運動の中止の判断が難しく、痛みを抱えながらも運動を続けている方も多くみられます。
応急処置はアイシングが最も有効です。炎症が原因となるので冷やして炎症をとったり、薬を服用(疼消炎鎮痛薬)したり…
接骨院では低周波などの物理療法や手技療法を使って治療を行っていきます。予防にはふともも(大腿四頭筋)のストレッチが不可欠で、オスグッド用の膝用サポーターも有用です。
手術を選択するパターンもありますが、ごく稀です。
成長期が過ぎると骨も成長が止まるので、症状はいったん軽くなります。ただし、成人になって運動による強い力が再び加わると、疼痛が発生する(オスグッド後遺症)がみられることがあります。
また、オスグッドになったことによって、痛みに対してかばうような歩き方になったり、膝のポジション、足首の位置が悪いため負担が掛かり続けていることもあります。
是非、立ちの姿勢や日頃から「ストレッチ」や体操を継続的に行うことが無難でしょう。