こんにちは!
ハピネスグループ、刈谷ハピネス接骨院の施術スタッフの神谷です!
【オスグッド病】
オスグッド病はオーバーユースによる成長期のスポーツ障害の代表疾患で、古くから報告されています。
成長期は急激に身長が増加しますので骨も急成長を遂げますが、残念ながら筋や腱などの軟部組織は同様には成長しません。
よって、相対的に硬い身体になってしまう時期でもあります。
そのために生じる大腿四頭筋の柔軟性低下(いわゆる筋肉が硬い)を契機に、ジャンプやダッシュなどの繰り返しの動作による牽引力が脛骨結節部に加わります。
成長期の脛骨結節部には骨が成長するために必要な骨端核が存在していますが、大腿四頭筋による強大な牽引力が負担となり、骨端核の発育が阻害されます。
これがオスグッド病です。
スポーツ動作全般で発生しますが、特にジャンプ動作での膝屈伸時や、ダッシュやキック動作で起こりやすく、膝蓋骨下方にある脛骨結節部に限局した疼痛と強い圧痛が主症状です。
局所の熱感や腫張、骨性の隆起が認められます。時に両側に発生します。
ジャンプ時の疼痛が原因でジャンプ力が低下したり、ダッシュ時の疼痛でタイムが低下したりするなど、スポーツ能力の低下に直結しますが、急性外傷(突発的ケガ)ではないためにスポーツ休止の判断が難しく、現場では疼痛を抱えながらもスポーツ活動を継続している例を散見します。
【テーピングについて】
① 膝下3センチ付近に膝の突出部位へテーピングします。
② 突出部位を中心に交叉する様にテーピングを2本貼ります。
突出部位を持ち上げる様にテーピングを行います。