こんにちは。今回は膝の痛みでよく見られる鵞足炎（がそくえん）についてお話しします。鵞足炎は、膝の内側にある「鵞足」と呼ばれる部分の炎症が原因で生じる痛みのことを指します。スポーツや日常生活で膝を使いすぎた際に発生しやすく、特にランナーやサッカー選手に多く見られます。

鵞足とは？

鵞足とは、膝の内側にある3本の筋肉（縫工筋、薄筋、半腱様筋）の腱が集まる部分のことを指します。これらの筋肉が膝を曲げたり伸ばしたり、内側に動かす動作に関わっており、膝の安定性にも寄与しています。膝を酷使することで、この部分に炎症が起こることが鵞足炎の原因です。

鵞足炎の症状

鵞足炎になると、以下のような症状が現れます：

• 膝の内側の痛み：特に階段を上り下りする際や長時間座っていた後に立ち上がる時に痛みが増すことがあります。
• 膝周辺の腫れや熱感：膝の内側が腫れたり、触ると熱を感じることがあります。
• 運動中の不快感：ランニングやジャンプといった膝を多く使う動作中に痛みが強くなることがあります。

鵞足炎の原因

鵞足炎の主な原因には次のようなものがあります：

• 過度の運動：特に長距離走や膝を頻繁に使うスポーツが主な原因です。
• 膝の不適切な使い方：筋力不足やフォームの悪さにより、膝に不自然な負荷がかかることがあります。
• 柔軟性の欠如：太ももの筋肉や腱が硬いと、膝周辺に余計な負担がかかりやすくなります。

鵞足炎の治療方法

鵞足炎の治療は、早期に適切な対処をすることで回復が早まります。以下のような治療法が一般的です：

• 安静：膝を酷使しないようにし、炎症を抑えます。
• アイシング：患部を冷やすことで腫れや痛みを和らげます。
• ストレッチとリハビリ：太ももやふくらはぎの筋肉を適切に伸ばし、柔軟性を保つことが大切です。また、筋力をつけるためのトレーニングも役立ちます。
• 物理療法：電気刺激や超音波治療などの物理療法が効果的な場合もあります。

接骨院での鵞足炎へのアプローチ

接骨院では、患者さん一人ひとりの症状に合わせたオーダーメイドの治療を行います。鵞足炎の場合、筋肉の緊張をほぐすマッサージや、正しい運動指導を行うことで、痛みの原因を根本的に解消していきます。また、日常生活での姿勢改善やセルフケアのアドバイスも提供します。

まとめ

鵞足炎は適切なケアと治療で改善できる疾患です。膝の内側に痛みを感じた際は、無理をせず早めに対処しましょう。運動後のストレッチや体のバランスを保つトレーニングも予防には効果的です。

もし膝に痛みがある場合は、ぜひ一度当院にご相談ください。早期の治療で快適な日常生活を取り戻しましょう！

 

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